条件だらけの処遇改善?

介護保険の事〜

正直、もっと気持ちよく評価してほしい

処遇改善加算、居宅介護支援や訪問看護に拡大 要件は職場改善やケアプラン連携システム | 介護ニュースJoint
厚生労働省は12日、来年度の介護報酬の臨時改定で6月から「処遇改善加算」を拡充する方針を固めた。【Joint編集部】 対象サービスを居宅介護支援や訪問看護などにも拡大し、幅広い介護従事者の賃上げを進める。新たに対象となる

「処遇改善加算が居宅介護支援にも広がる」

このニュースを聞いて、

「やっとか…」

そう感じたケアマネは多かったのではないでしょうか。

でも、内容をよく読むと、正直こう思ってしまいます。

――条件、多くない?

処遇改善なのに“試験”を受けている気分

キャリアパスの整備。

職場環境の改善。

ICTの導入。

研修体制の構築。

どれも大事です。

それは、現場にいる私たちが一番よく分かっています。

ただ、率直に言えば、

「ちゃんとやっているところだけ、改善してあげます」

と言われているような感覚も否めません。

処遇改善って、本来は

「これまで支えてきた人たちへの評価」

であってほしい。

なのに現実は、

「これができたら加算をあげます」

という“課題提出型”。

少し息苦しさを感じるのは、私だけでしょうか。

ケアマネの仕事は、もう十分に“改善対象”じゃない?

ケアマネの仕事は、数字にしづらい。

でも、確実に負荷は増え続けています。

  • 利用者・家族からの相談対応
  • 医療・介護・行政との調整
  • 書類・記録・モニタリン
  • 急変・トラブル対応
  • 制度改正へのキャッチアップ

これらを、

「当たり前のように」

日々こなしている。

それ自体が、もう十分に評価されていい仕事です。

正直なところ、

「条件なしで、まず上げてくれてもよくない?」

そんな気持ちが湧いてくるのも自然だと思います。

“やってきたこと”を、もっと信じてほしい

多くの事業所は、

言われなくても努力しています。

  • 小規模でも工夫して働きやすい職場を作っている
  • お金にならない研修にも参加している
  • ICTを使いこなせずとも、必死に連携している

それなのに、

「はい、では証明してください」

「要件を満たしてください」

と言われ続けると、

評価されているのか、疑われているのか分からなくなる。

処遇改善って、

信頼が前提にあってこそ

気持ちよく受け取れるものではないでしょうか。

条件があるなら、せめて“現場目線”で

もちろん、制度として条件が必要なのは理解しています。

でも、願うなら――

  • 書類を増やさない
  • 小規模事業所を置き去りにしない
  • 「できて当たり前」を前提にしない

そんな 現場の温度感をくみ取った処遇改善 であってほしい。

ケアマネは、

評価されたいから仕事をしているわけではありません。

それでも、

ちゃんと見てくれている

そう感じられる制度なら、前向きに取り組める。

最後に|“気持ちよく働ける”が、いちばんの改善

処遇改善は、

給与の話であると同時に、

尊重の話 でもあります。

条件を満たした人だけでなく、

これまで現場を支えてきた人全員に、

「ありがとう」

「これからも頼みます」

そんなメッセージとして届く処遇改善。

いつか、

条件を読む前に、気持ちが軽くなる制度

になってほしい。

そう願いながら、

バイクにまたがりケアマネ業頑張ります

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