
朝起きて白湯、オートミール、プロテインと
田中渓さん
「早起きは三文の徳」って、よく聞く言葉ですよね。
でも、僕にとってその“三文”は、ただの小さな得じゃなかったんです。
それは、命のリズムを取り戻すための第一歩でした。
3ヶ月ほど前から、朝5時に起きて散歩をして、空手の基本稽古と型稽古をこなし、軽い筋トレで体を動かす。
そんな朝を迎えるようになりました。
きっかけは、長年の暴飲暴食と高血圧。
心臓が悲鳴をあげて入院したことが大きかった。
幸い壊れることなく回復できたけれど、「もう同じことは繰り返せない」と心から思いました。
そこから、少しずつ生活を整えていこうと決めたんです。
最初は義務感で始めた早起きも、今では**「やらないと落ち着かない」**くらい自然なものになりました。
お酒もやめ、お菓子も封印。間食もきっぱり断った。
それでも不思議とストレスはなく、むしろ頭がスッキリしていく。
気づけば3ヶ月。
あの“Mr.三日坊主”と呼ばれていた僕が、続いているんです。
朝の静かな空気の中で、「おっ、俺、やれてるじゃん」と笑うこともあります。
「継続は力なり」って言葉、誰でも知っていますよね。
でも実際に続けてみると、その本当の意味が見えてくる。
続けることって、自分を好きになる練習でもあるんだって。
「今日もやった」という小さな積み重ねが、心の筋肉を鍛えてくれるんです。
三文の徳を今のお金に換算すると約60円。
365日積み重ねると21,900円。
お金にすればわずかかもしれないけど、心に積もる“徳”の価値は、その何倍もある気がします。
最近、元ゴールドマン・サックス幹部の田中渓さんの話をよく観ています。
彼が語る「習慣の力」というテーマが、今の自分にすごく響くんです。
習慣って、才能でも根性でもなく、日々の小さな選択の積み重ね。
その積み重ねが、いつの間にか人生の形を変えていくんだと思う。

